名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊|映画/ブルーレイ・デジタル配信|20世紀スタジオ公式
- テレビのCMだけを見て、ほとんど何の事前情報もなく行ったから、思ったよりホラー寄りでちょっとどきどきした。金田一少年の事件簿を思い出しました。ホラーとサスペンスは相性がいいんだなあ。
- ポアロが住んでた家のルーフバルコニーはとてもうらやましかったです。屋上でお茶したい。
- ベネチアの風景も美しかったな〜。しかし古いお屋敷は怖い…住みたくはない…
〈以下ネタバレあり〉
- まさに「母が重くて困ります」的な話だった。母と娘の物語が日本では近年の大きなテーマだけど、欧米でも主流になってきてるのかな。ケアの諸問題には、それを担うことのしんどさと同時に、ケアの権力性から抜け出せなくなる怖さもあるんだなと改めて感じた。
- 一方の父親的存在は、ドクター・フェリエが象徴するように、傷ついて壊れてしまって、むしろ子どもからケアされる対象になっているというのも印象的だった。まあ、その結果として皮肉にも被害者になってしまうのですが。こちらも、ある意味息子の父をケアしたいという思いが空回りしてしまった結果といえるのかもしれない。